■ CR充填(白い樹脂の詰め物)
利点 | 見た目が自然。削る量が最小限にできる。 |
---|---|
欠点 | 強度がない。汚れが付きやすい。経年的に黄色く変色することがある。 |
虫歯の原因はこれだ、という決定的なものはありません。多くの要因が複雑に絡み合って起こり、主に以下の3つがあります。
これら3つが重なると虫歯ができると言われています。1つや2つだけの要素があっても、虫歯はできないのです。またここに
が加わることもあります。つまり、3つの重なりが短時間であれば、必ずしも虫歯は発生しません。しかし、これらの要素は各人によって条件が異なります。
口の中のには400種類の細菌が存在しますが、虫歯の病原性の高いものは、ミュータンス菌と乳酸桿菌(かんきん)の2つです。ミュータンス菌は水に溶けないネバネバしたものを出し、直接歯の表面に付着しプラーク(歯垢)をつくります。これが他の種類の細菌も簡単に付着できる足場になり、どんどん細菌の種類と量を増やしていきます。
食事中など食べ物がお口の中に入ることで、プラーク(歯垢)の中で細菌が炭水化物などを分解して酸を作ります。そのため、お口の中が酸性に傾きます 。酸性の状態が長く続くことで歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出て、虫歯になっていきます。また、ミュータンス菌は酸性の環境であっても絶え間なく酸を作り続けます。例えば、夜寝ている間(何も食べていない)でもプラーク内に貯えている糖類を使って酸を作り続けるのです。
唾液(つば)にはいろいろな役割があります。
通常の口腔内は中性を保っています。酸性に傾いている時間が長いと、歯は解けてしまいます。
phが酸性に傾いた環境を中和させる機能のことをph緩衝作用といいます。
緩衝作用の働きをする唾液中の成分が重炭酸塩やリン酸塩です。これらは酸を中和しphを一定に保ち細菌の発生する酸や酸性食品から歯の溶解を防いでいます。
唾液がお口の中を流れ続けることで、お口の中をいつも清潔に保つ働きをしています。また、唾液中には 免疫物質が含まれており、細菌感染から粘膜を守る作用もあります。
虫歯になると、虫歯菌が出した酸 が歯のカルシウムなどを溶かします。唾液の中には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。このカルシウムやリンなどが歯の表面に付着することで、酸によって溶かされたエナメル質を補う作用があります。 この 再石灰化作用が弱い 人は虫歯になりやすいと言えるでしょう。
このほかにも、唾液中には消化酵素であるアミラーゼが含まれており、糖が分解され消化を助けます。(消化作用)
また、食事中に唾液が食べ物と混ざることで 適当な食塊がで きるので、飲み込みやすくなります。(嚥下作用)
治療が必要な虫歯と必要でないものがあります。ごく初期の虫歯で、表面がツルっとしていれば、歯磨きやフッ素塗布で進行を抑制することができます。ただ、表面が既に荒れてしまったり、穴が開いてしまったものは治療しなければなりません。
利点 | 見た目が自然。削る量が最小限にできる。 |
---|---|
欠点 | 強度がない。汚れが付きやすい。経年的に黄色く変色することがある。 |
利点 | 強い。すり減りにくい。 |
---|---|
欠点 | CR充填にくらべると削る量が多くなる。見た目が自然じゃない。 |
費用 | 2,000〜3,000円 |
材料 | 金銀パラジウム合金 |
利点 | 歯にやさしい。変色しにくい。 |
---|---|
欠点 | 見た目が自然じゃない。 |
費用 | 200,000~40,000円 |
材料 | 高カラット金合金 |
利点 | 見た目がきれい。 |
---|---|
欠点 | 金属に比べると強度が低く、削る量が若干多い。 |
費用 | 25,000~30,000円 |
材料 | 超微粒子セラミック + 樹脂 |
利点 | 見た目がとてもきれい。 |
---|---|
欠点 | 高価。金属に比べると、削る量が若干多い。 |
費用 | 60,000円 |
材料 | ファインセラミック |
気づかないうちに、歯周病は進行し、多くの人が、歯槽骨が吸収して歯が動くのを感じてから初めて症状を自覚します。さらに歯周病は口腔内だけではなく、全身にも影響を及ぼすことが最近分かってきました。歯周病菌そのものは強い病原性を持っているわけではありませんが、菌が歯周炎を起こした歯肉から血液に入りやすい状態になり、全身疾患の原因にもなりえます。
歯周病を治す専門的なプラークコントロールを受けてみて下さい。
歯周病は治ります。
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ上がり、歯を磨いたり硬いものかじったりすると出血します。
ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなり、体調が悪くなると、そこから出血したり、重たい感じがしたり、膿が出たりして口臭を感じる場合があります。
ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より衰退していきます。口臭もあり歯が浮いた感じがします。
歯根を支えている歯槽骨がほとんどが衰退してしまいます。歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなります。硬いものは食べられません。
歯周病の治療のゴールはどこなのか?」そう思われる方も多いと思います。
「適切なブラッシングで出血せず、何でも良く噛める。」これを目標としています。初期の歯周病は、十分なプラークコントロールと歯石除去で治ります。
しかし、重症化し、歯槽骨の吸収が垂直的であり、臼歯部に根分岐部に病変のある歯は、歯石除去やプラークコントロールだけでは治癒させることができません。歯肉をめくって掃除したり、保存困難な歯を抜いての咬合改善の治療が必要になります。
御自身での口腔内ケアと、歯科医院での定期的チェックで悪化を防げます。現在問題がない方も、早い時期からの予防が効果的と言われています。
神経のない歯(失活歯)はもろく、割れやすい為、周囲を一回り小さく削って被せることにより、歯を挟み込み、割れるようとする力に抵抗する必要があります。
被せものには種類があります。保険適応で認められてるものには金属と合成樹脂があります。(部位に制限あり)
審美性の高いものは自費診療となります。
欠点 | 経年的に段々黄色っぽく変色してくる。 |
---|---|
費用 | 約5,000〜7,500円(保険適応3割負担の場合) |
利点 | 削る量が少なくても強度を保てる。 |
---|---|
欠点 | 見た目が悪い。 |
費用 | 約3,000〜5,000円(保険適応3割負担の場合) |
利点 | 見た目がよい。 |
---|---|
欠点 | 金属に比べると強度が弱い。削る量がとても多い。金属冠よりも外れやすい。金属冠に比べると、汚れが付きやすい。 |
費用 | 約7,000~10,000円 (保険適応3割負担の場合) |
根の治療は歯の中の「神経が入った管」の掃除をすることです。縫い針程の太さのやすりで歯の内壁を擦り、細菌によって汚染された質を取ったり、形を整えたりします。「神経を取る」というのは「神経の入った管」の付近まで虫歯が進行し、神経が興奮して痛みが強く出ている場合、もしくは今から痛みが出そうな時に、根の中の治療をすることです。神経を取ると、歯はもろくなりますので、神経は残すに越したことはありません。しかしながら、無理に残しても、虫歯が大きい場合には、自然に管の中に細菌が入り、勝手に神経が死んでしまうことがあります。その場合は歯全体に細菌が侵食し、治療をしても、予後が悪いことがあります。
残せない状況であるから、歯医者は神経を取るのです。
芸能人のような白い歯に皆さんあこがれますよね。日本人はもともと少し黄色っぽい色をしている人が多いですが、歯にお薬を塗って白くすることができます。残念ながら、保険はききません。
使用する薬剤は、主に過酸化水素や過酸化尿素です。歯の表面に薬剤を塗り、歯の組織内に着色した有機成分を酸化剤により分解・除去して、歯の明度を高くして黄色みを取り除きます。
通常の場合、歯自体が変化することはありません。漂白後も喫煙や濃い色素・着色料入りの飲食物のために再度変色したり、多少は元の歯の色に戻ることもあります。
方法としては大きく分けて2種類あって、歯科医院でやる「オフィスホワイトニング」と、自宅でしていただく「ホームホワイトニング」に分かれます。当院ではホームホワイトニングのみを行っております。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で可視光線・レーザー光・熱・高周波電流を当てると高濃度の過酸化水素が急速に分解し、歯を白くすることが出来ます。即効性があるのは利点ですが、後戻りしやすいといわれています。着色の度合いなどにもよりますが、持続時間は平均して3~6ヶ月ほどです。
ホームホワイトニングは、歯科医院でカスタマイズのマウスピースを作り、それにお薬を入れてお家で過ごしていただく方法です。オフィス用に比べると、やや濃度の薄いものをじっくりきかせて、深部まで効かせるのが目的です。反応がでるのは緩やかですが、後戻りしにくく、平均で1~2年は持続します。また後戻りしてもまた数日行うなどのリタッチがしやすいのが利点です。
費用はトレーとお薬が2本付いて上下どちらか片側で3万円+消費税、上下で5万円+消費税です。お薬のみを追加購入することも可能です。薬の価格は輸入商品になるため、変動致します。
歯科医院にて歯石の除去等をしてお口の中をキレイに清掃します。歯の型をとり、個人の歯並びに合ったトレー(全部の歯をすっぽり覆いかぶせるもの)を作ります。
後日、そのトレーを一度合わせてみて、薬剤の使い方や使用時間などの説明を受けて帰宅していただきます。使用時間は変色の程度や、薬によってしみるなどの症状にもよりますが、1日4時間程度つけていただくと効果的です。
1週間程度使用していただいて、来院頂き、歯の状況やトレーが変型していないか、診させていただきます。
ホワイトニング期間中は喫煙はもちろん、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど、歯に着色汚れがつきやすそうな食べ物・飲み物は制限されます。
神経のない歯(死んでしまった歯)は、全体の色が透明度を失って黒っぽく変色してきます。神経のない歯にとっては、削って被せるというのが最も一般的な処置法ですが、歯の中にお薬を入れて漂白するという方法もあります。方法は、歯の中の空洞にお薬を入れて、7~10日ごとにお薬を交換する作業を繰り返します。満足行く白さになったならば、空洞を樹脂のようなもので詰めます。費用は回数にもよりますが、5千円から1万円くらいです。
くろだ歯科矯正歯科は、小児矯正から成人矯正まで、矯正担当医による全ての歯科矯正治療が可能です。また、歴史のあるオーソドックスなマルチブラケット装置から、目立ちにくい装置(審美ブラケット装置)や、裏側からの装置(リンガルブラケット矯正装置)、取り外しのできる装置(マウスピース型カスタムメイド矯正装置:*インビザライン)など、取り揃えております。矯正担当医が専門的な知識と技術、経験をもって治療にあたりますので、難症例と言われた方でもぜひご相談ください。また、当院は指定自立支援医療機関および顎口腔機能診断施設として登録されており、外科手術を併用した保険治療や口唇口蓋裂治療にも対応しております。(一般的には矯正治療は自由診療であり、公的医療保険の適用外となります。)
*マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
*当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(「インビザライン」)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、同社のグルーブ会社であるアライン・テク ノロジー・ジャパン社を通じて入手しています。
*インビザラインは、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から、医療機器の認証を受けています。
歯並びを整え、噛み合せを良くすることによって、できるだけ自分の歯を長もちさせるとともに清潔な美しい口元、正しい発音が得られます。 また、子供の場合では悪い歯並びは、からだ全体の成長や発音にも影響するといわれています。何よりも大切なのは、その人を明るい心と大きな自信の持ち主に変えることです。健康的な美しい笑顔はその人だけでなく周りの全ての人をHappyにすることでしょう。
当院ではすべての患者様に対して治療開始前に精密な検査を行い、データに基づいた治療を行います。歯の型、アゴおよび歯全体のレントゲン写真だけでなく、顔の骨格のレントゲン写真、顎の運動、舌や口唇など軟組織の状態、姿勢を含め、総合的な検査をします。かみ合せが悪いとあごの関節が正しい位置からずれていることがあるため、あごの関節が適切な位置で、しっかりとした上下の咬み合わせができるようにしなければなりません。
当院では必要に応じて顎機能検査を行うことで本来あるべきあごの位置を探り、頭部、頸椎、上顎、下顎、上下歯列、筋肉、舌など、歯だけでなく周りの組織も順応させた矯正治療を目指します。
お引越しや進学等で、転院を希望される患者さんはお申し出ください。転院先の矯正歯科の選定のお手伝いや、必要資料をご用意します。転医資料およびご紹介状費11,000円(税込)申し受けます。
また、治療費返金に関しましては日本矯正歯科学会「矯正歯科患者の転医に際しての矯正費用の返金に関する指針」に順じ、治療進度に応じて返金いたします。
成人の矯正は、歯ぐき(歯槽骨)が健康な場合、何歳でも矯正治療は可能です。神経のない歯や修復した歯が多くあったり、長年のかみ合わせに影響する癖があったりと、大人特有の事情がありますから、成人の方こそぜひご相談ください。くろだ歯科矯正歯科では、矯正治療後の後戻りを極力抑えるため、筋肉、舌など、歯だけでなく周りの組織も順応させた矯正治療を目指します。
当院では目立ちにくい装置(審美ブラケット装置)や、裏側からの装置(リンガルブラケット矯正装置)、取り外しのできる装置(マウスピース型カスタムメイド矯正装置:*インビザライン)などをお選びいただけます。上下すべての歯を動かしてかみ合わせをつくる全顎的治療の場合、一般的には月に1度ご来院いただき、治療期間は1.5年~3年程度、通院回数は20から35回程度です。
*マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
*当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(「インビザライン」)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、同社のグルーブ会社であるアライン・テクノロジー・ジャパン社を通じて入手しています。
*インビザラインは、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から、医療機器の認証を受けています。
矯正治療は大人になってからでも可能ですが、成長余力のある子供の時期から矯正治療を行うことによってより理想的な治療を行うことが出来る場合があります。一般的には1~2か月に1度ご来院いただき、治療期間は1年~3年程度、通院回数は10~20回程度です。
上の前歯が極端に前方に出た状態。
下の前歯が極端に前方に出た状態。 横顔がしゃくれたように見えてしいます。
歯が凸凹に重なり合った状態。歯磨きがしにくいことから虫歯や歯周病になることがあります。
上下の歯がともに前に突き出た状態。前に出た口もとが目立ち、見た目があまり良くありません。唇を自然に閉じていられない方もいます。
閉じた前歯に隙間ができ、咬み合わない状態。食べ物を噛み切るのが困難な方もいます。
上の歯が下の歯に深く被さった状態。顔が短く見えることがあります。歯と歯の接触が大きく、歯そのものを傷つけてしまうことも。
上下の歯の咬み合わせが部分的に反対になっている状態。
矯正装置には、たくさんの種類があります。
矯正治療は矯正担当医の治療だけで治るものではなく、患者さんの積極的な協カが何よりも大切です。
指示された装置を正しく使うことや通院間隔を守ることや歯磨きをして常に口の中を清潔にすることなど、ご本人の努力なしでは決して良い治療はできません。良い治療結果と効率の良い治療期間のためにはご本人とご家族の理解と協力が何よりも大切なのです。
費用は装置や治療期間,によって異なりますが、ご相談の段階でおよその費用がわかります。矯正治療は自由診療であり、公的医療保険の適用外です。
なお、支払い方法については分割払いも可能です。お気軽にご相談ください。
矯正治療にはさまざまなメリットがありますが、何らかのリスクが生じることがあります。
2018年に改正された厚生労働省の医療広告ガイドラインでは自由診療に係るリスクや副作用を情報提供することが求められており、当院ではこれらの副作用が歯の健康に支障をきたさないレベルに留めるように留意し治療をすすめてまいります。
リスク・副作用は必ずしも生じるものではございません。
ご不安がありましたら詳しくご説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。
以下、日本矯正歯科学会ホームページ(https://www.jos.gr.jp/)より抜粋